おはようございます。
ちょろです。
皆さんは「お店で接客されること」がお好きでしょうか?
ご存知のように僕は以前「販売員」として生業をたてていました。
もしかすると今後も「販売員 兼 オーナー」のようなビジネススタイルで稼いでいくかもしれません。
こういった僕の経験から今回の記事を書かせて頂こうと思います。
まず、結論から言ってしまうとこんな感じ、
売上を上げるなら中途半端な接客などしない方が良い
ということです。
多くの商店では「接客をしてあげることが素晴らしい」と従業員に教えます。
僕の以前いた「アパレル業界」などその最たる例でしょう。
上司は口々に言います。
「接客を頑張って売上を上げて下さい!それが顧客満足に繋がります!」
本当でしょうか?
僕は常にそこに疑問を持っています。ハッキリ言うと「中途半端な接客なんてしたらあかん」と思うのです。
では、具体的に書いて行ってみましょう。
世の中の多くの人は接客されるのが嫌い【売上ノルマ】
ハッキリと断言します。
「世の中の多くの人は接客されることが嫌い」
です。
2018年の総務省の調査によれば、1世帯当たりの「インターネット通販での消費割合」が大体27%を超えているというのです。
2002年には5.3%だった率が、15年の間に5倍強増えたことになります。
どうしてここまで「通販での購入」が増えているのか?
その理由はこちらだと思われます。
・インターネット、スマホ、の急激な普及
・接客されることが嫌い
・コミュ障が増えた
・沢山買うほどの金銭的余裕がない
こんな感じだと僕は思っています。
確かにこの20年間で異常なスピードでネット環境が整い、「一人一台スマートフォン」状態になっているのは事実です。
しかし、通販での購入の割合が増えたのはそれだけとは思っていません。
「店員による中途半端な接客がうざい」
と感じている人が「商売人が思うよりも」はるかに多いのだと思います。
「元販売員」の僕でさえ、「中途半端な接客はうざい」と思うので、人とあまり関わるのが好きではない方からすれば「苦痛」でしかないでしょう。
この事実から目を背けるから「売上が上がらない」のではないでしょうか?
売上を上げるには欲しいサービスだけがあればいい
では「どうやったら売上が上がるのか?」ですが、簡単です。
「お客様が欲しいサービスだけを提供すればいい」
のです。
お客様が「いらない」と感じる物はどんどん減らせばいいと思います。
例えば今回のテーマ「接客」ですが、もし「接客が嫌い」というお客様が多いのであれば接客を減らすべきでは無いでしょうか??
お客様は「接客をしてもらう為」にお店に来ているわけではありません。
あくまで「自分の欲しいサービスを受けて幸せになる為」だけに来ているのです。
お店側からすれば「接客 = 顧客満足」と神話のように信じていますが、それが間違いだと僕は考えます。
「本当に欲しいサービス = 顧客満足」です。
もっともっと「不要で中途半端な接客を減らしていくべき」ではないでしょうか?
接客で売上を上げるという根底には「いいわけ」が隠れる
「接客をしなければ売れるはずがない!!」
という言葉には悲しい「いいわけ」が隠れています。
それは以下の通り。
・低い価値しかないサービスであることを否定するために接客している
ということです。
つまり、「うちの商品は最高にレベルも高くお客様からも信頼されていて世の中で求め続けられている商品なんだ!」なのに、、、
「販売員のスキルがないから売れないだけだ!!」
というのは理論上おかしいですよね?
「本当にお客様が求めているサービス」なのであればきっと「接客などせずとも売れるはず」です。
もし、その会社が「どうしてうちの会社のサービスは売れないんだ?」と思っていらっしゃるであれば僕からひと言こういいましょう。
「あなたの打ち出しているサービスが世の中の人から欲しがられていないだけ」
販売員のスキルで変わる商材も確かにありますが(後述します)、世の中の殆どのサービスは「接客販売のスキル」では変わりません。
会社の上司が部下に対して言う「接客スキルが低いから売れない」の言葉は裏返せば「接客をしなければ売れないほどの価値しかないサービスである」と言えるでしょう。
だから「おたくの会社は儲からない」のではないですか??
売上を上げたいのであれば「サービス内容」から見直す必要があるでしょう。
情熱のある接客は絶対的に必要
「でも、私接客されるの大好きだよ?それって間違えていない?」
そう思われたあなた。
そうなのです。接客されるのが好きな人もいます。それは、
「接客されることで幸せな気分になれる」
からでしょう。
僕が言いたいのは、あくまで「中途半端な接客はしない方が良い」というだけで、「接客が全てダメ」と言っているわけでは無いのです。
お店の店長さんやオーナーさんに聞きます。
「あなたのお店で働いている従業員は本当に心から自社の商品を愛していますか?」
おそらく殆どの従業員は「給与の為だけに働いているから建前上愛している」と答えるでしょう。
ここに「中途半端な接客になる理由」があります。
オーナーさんや店長さんはそのお店の売上を上げる為に必死なので「自分で愛した商品のみ」を売っていると思いますが、従業員までその「感覚」を浸透させることは至難の業です。
まずは「自社のサービスを本当に愛してくれる従業員のみ」が働いているべきでは無いでしょうか?
本当にサービスを愛するとスピリチュアルパワーが動く
本当に販売したいサービスを愛しているとおもいっきりスピリチュアルパワーは動きまくります。
僕は「販売員として働く時」にいつも「自社のサービスで自分でも好きな物だけ」を局地的に理解し、局地的に「おすすめ」をし続けます。
多くの従業員は「まあ、会社が売れっていうからしょうがなく売るよ」というスタンスでしょう。
それでは「感動」や「幸せ」はお客様に伝わりません。
しかも「全ての商品に愛情を持つこと」など絶対に不可能です。
なぜなら「人にはキャパシティ」があるからだと思います。
その人の「容量を超えること」をすることは無理です。
だから「本当に愛せるサービスだけを局地的におすすめすること」が情熱のある接客なのではないでしょうか??
個人的にはそうやって「情熱のある接客」をすると信じられないぐらいのスピリチュアルパワーが働いて世界を劇的に買えるきっかけになっているのだと思います。
お客様はなぜあなたのお店に来ているのでしょうか?
「サービスを受けて幸せになる為」
ですよね??中途半端な接客をされたくて来ているわけではありません。
「局地的」でも構わないのでとにかく「本当に愛せるサービスだけ」をお客様に接客販売するべきでは無いでしょうか??
バカみたいに「接客しないから売れないんだ!!」と言っているリーダーがいるとするのであれば「本当のバカ」なだけかもしれませんね。
お客様が「何を欲しがっているのか?」すらも気が付けない本当のバカです。
最後に
ここまで色々書いてきましたが僕は「接客そのものがNG」ということは言っていません。
あくまで「中途半端に接客させるぐらいならしない方が良い」と言っているだけです。
売上を上げる接客するお店作りを目指しているあなたのお店は本当に「情熱のある接客のみ」を提供できているでしょうか??
「愛した商品だけ」をお客様に伝えられているでしょうか??
「お客様の心の感動」は意外と簡単に作ることが出来て、「売上」も意外と簡単にあがるのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。